施設の紹介

本施設は花巻市、北上市、遠野市、西和賀町から発生する可燃ごみを処理する施設です。

施設の特徴

処理能力 ごみ焼却炉 | 91t/日×2炉
処理対象物 可燃ごみ、選別可燃物、し尿し渣、泥・灰・肉骨粉・草・剪定木
  • 1.地域のランドマークの画像

    1.地域のランドマーク

    資源循環型施設のシンボルとして、構成4市町の融合と未来への発展を表現しています。

  • 2.雪を利用した夏期空調・保冷設備(雪室)の画像

    2.雪を利用した夏期空調・保冷設備(雪室)

    雪と共存し活用することで、省エネルギーにつなげる利雪システムを採用しています。

  • 3.焼却灰水洗装置(SMASHシステム)の画像

    3.焼却灰水洗装置(SMASHシステム)

    SMASHシステム(Smart Ash Treatment System)は、焼却灰を水洗浄して灰中の塩素分を溶かしだし、セメント原料として利用します。

  • 4.再生可能エネルギーの有効利用の画像

    4.再生可能エネルギーの有効利用

    再生可能エネルギーを有効利用するため、出力100kWの太陽光発電設備を設けています。発電電力は、防災電源にも利用します。

施設の概要

事業主体 花巻市、北上市、遠野市、西和賀町
施設名称 岩手中部クリーンセンター
所在地 岩手県北上市和賀町後藤3地割地60番地
事業期間 建設期間:平成24年9月~平成27年9月
運営期間:平成27年10月~平成48年3月までの20.5年間
敷地面積 41,504.33 m2
延床面積 工場棟 : 11,537.49 m2、管理棟 : 1,401.72 m2
建築構造 工場棟 : 地下2階、地上7階、管理棟 : 地上3階
RC(鉄筋コンクリート)造、S(鉄骨)造、SRC(鉄骨・鉄筋コンクリート)造
処理方式 ごみ焼却炉 | ストーカ方式+セメント資源化
処理能力 ごみ焼却炉 | 91t/日×2炉
竣工 平成27年 9月30日

主要設備

可熱ごみ処理施設フロー図

拡大版はこちらから

1ごみピット     

2焼却炉    

3ボイラ   

4ろ過式集じん器  

5蒸気タービン発電設備

6焼却灰水洗装置

7排水処理設備

8太陽光発電設備

  • 受入供給設備

    計量機

    計量機

    ごみ収集車で運ばれてきたごみは、最初に、ごみ計量機で重さを量ります。

  • プラットホーム
    プラットホーム

    計量を終えたごみ収集車はこのプラットホームに進入し、ごみ投入扉からごみをごみピットへ投入します。

  • ごみクレーン・ごみピット
    ごみクレーン・
    ごみピット

    ごみ収集車で集められたごみは、一旦ごみピットへ貯留します。ごみピットの容量は、処理能力の7日分を確保しています。

  • 燃焼設備

    焼却炉

    焼却炉

    炉内へ入ったごみは、ダイオキシン類の発生を抑制するため850℃以上の高温で焼却します。

  • ボイラ
    ボイラ

    ごみの燃焼によって発生する排熱をボイラで回収し、蒸気を発生させます。

  • 蒸気タービン発電設備
    蒸気タービン発電設備

    ボイラで発生した蒸気によって駆動され、発電しています。最大4,100kWの発電を行う能力を持っています。

  • 排ガス処理設備

    ボイラ

    ろ過式集じん器

    排ガス中のばいじん、塩化水素、硫黄酸化物及びダイオキシン類を除去します。

  • 誘引通風機
    誘引通風機

    排ガスを処理したのち、誘引通風機を経て煙突により大気中に放出します。

  • 排水処理設備

    排水処理設備

    排水処理設備

    プラント排水を生物処理・凝集沈殿・砂ろ過処理して、場内で再利用します。

  • 灰出し設備

    灰クレーン・灰ピット

    灰クレーン・灰ピット

    灰ピットに貯留された灰は、灰クレーンにより焼却灰水洗装置へ送ります。

  • 焼却灰水洗装置

    焼却灰水洗装置

    SMASHシステムは、一定時間水槽内で焼却灰と洗浄水を撹拌・混合することで、焼却灰に含まれる塩素分を溶かしだして焼却灰中の塩素濃度を低減します。処理した灰はセメント原料に使用します。

  • 計装設備

    中央制御室

    中央制御室

    施設内の機器の監視・操作はここで行っており、クリーンセンターの頭脳といえるところです。

  • 太陽光発電設備

    太陽光発電設備

    太陽光発電設備

    再生可能エネルギーを有効利用するため、出力100kWの太陽光発電設備を設けています。発電電力は、防災電源にも利用します。